孤独死は他人事ではない!家族が孤独死した場合に必要な手続きとは?
近年では、一人暮らしの高齢者が増えていることもあり「孤独死」が増加しています。
孤独死は非常に悲しいことではありますが、家族が1人暮らしをしている場合、決して他人事ではありません。
この記事を見ている方の中には、
「万が一家族が孤独死してしまったらどうすればいいの?」
と悩んでいる方もいるでしょう。
そこで今回は、家族が孤独死してしまった場合に必要な手続きについて、詳しく解説していきます。
孤独死発見から葬儀までの流れ
家族の孤独死を発見してから葬儀までは、以下のような流れで進んでいきます。
- 警察による現場検証
- 身元特定
- 特殊清掃・遺品整理
- 葬儀
家族の孤独死を発見した場合は、警察による現場検証が入ります。
そこで事件性があるかどうかを確認しますので、ご遺体を発見したらすぐさま警察に連絡を入れて、部屋には立ち入らないようにしてください。
その後は、検案といって身元の特定が進められます。
夏場など、気温が高くなる時期はご遺体の腐敗が早く進んでしまうため、簡単には身元を特定できないケースがあります。
このような場合は、DNAや歯形などから身元を特定することが多いです。
身元の特定は、早くて1週間~3週間、長いと1か月以上かかります。
身元の特定が終わったら、特殊清掃や遺品整理を行い、ご遺体を引き取ってから葬儀を行います。
家族が孤独死した場合に必要な手続き
では次に、家族が孤独死した場合に必要な手続きについて、詳しく見ていきましょう。
死亡届と火葬許可証を提出する
ご遺体の火葬や葬儀を行うためには、死亡届と火葬許可証の提出が必要です。
死亡届は故人が亡くなってから7日以内、火葬許可証は火葬をする前までに行わなければなりません。
いずれも役所で手続きをする必要があるため、死亡届と火葬許可証の提出を同時に行う方が多いです。
ちなみに、これらの手続きは葬儀会社に依頼することもできますので、時間がない場合は相談してみましょう。
世帯主の変更、住民票や各種保険等の喪失手続きを行う
死因に関係なく、家族が亡くなった場合は遺族が世帯主の変更と、住民票や各種保険等の喪失手続きを行う必要があります。
世帯主の変更と、健康保険・介護保険の資格喪失手続きについては、故人の死亡後14日以内と決められていますので、できるだけ早く行いましょう。
国民年金や厚生年金の喪失手続きや、住民票の除票については特に期限の定めがありません。
ただし、後回しにすると忘れてしまう可能性が高くなりますので、タイミングを見て早めに行うのがおすすめです
契約していたサービスを解約する
月額が発生するサービスを個人が契約していた場合は、そちらもすべて解約しなければなりません。
契約したままだと、故人の口座から自動的に料金が引き落とされてしまいます。
また、口座が凍結すると相続人へと支払い義務が移ってしまうため、できるだけ早く調査を行って手続きを行うことが大切です。
ライフラインの解約手続きをする
電気やガス、水道や電話回線なども忘れずに解約しなければなりません。
これらの作業は、遺品整理や特殊清掃が終わってから行うことになりますが、意外と忘れやすいため、後回しにせず早めに行っておきましょう。
また、ライフラインの解約には以下の情報や書類が必要ですので、事前に用意しておくことをおすすめします。
- 故人の氏名
- 住所
- 契約番号
- 死亡証明書
死亡保険や遺族年金の請求手続きをする
死亡保険や遺族年金は、申請をして初めて受け取れます。
中には、
「自動的に振り込まれる」
と思っている方もいますが、申請をしないといつまで経っても振り込まれませんので注意してください。
申請期限やその他細かなルールについては、契約内容によって異なりますので、事前に確認しておきましょう。
家族が孤独死した場合にやるべきこと
では次に、家族が孤独死した場合にやるべきことについて、詳しく解説していきます。
葬儀会社、遺品整理業者、特殊清掃業者に連絡を入れる
警察による検案が終わったら、以下3つの業者に連絡を入れましょう。
- 葬儀会社
- 遺品整理業者
- 特殊清掃業者
ちなみに、遺品整理と特殊清掃については、同じ業者に対応してもらえるケースもあります。
同じ業者に特殊清掃と遺品整理を依頼することによって、コミュニケーションコストも削減できますし、費用も抑えられる可能性が高くなりますので、両方に対応している業者に絞って探していくことをおすすめします。
相続人の調査をする
続いては、相続人の調査です。
相続人とは、故人の財産を受け継ぐ権利がある人と、義務がある人のことを指します。
一般的には、配偶者>子ども>父母>兄弟姉妹>甥姪の順番に相続権が移ります。
ただし、遺言書がある場合や、家庭裁判所の判断によって、上記以外の人物が相続人となるケースもありますので注意が必要です。
故人の財産を調査する
故人の財産調査は、スムーズかつ平和的な相続に欠かせない作業です。
財産と聞いて、多くの方はプラスのものをイメージすると思いますが、
- ローン
- 借金
- 未払いの家賃や税金
など、マイナスの財産も存在しています。
故人の財産を相続する場合、基本的にはマイナスの財産も相続することになりますので、事前にしっかりと調査をしておかなければなりません。
相続放棄をする場合に注意すべきこと
マイナスの財産が多い場合など、何らかの理由によって相続放棄をする場合は、以下の点に注意する必要があります。
- 遺品の整理
- 預貯金の取り扱い
- 賃貸の解約
それぞれについて、詳しく見ていきましょう。
遺品の整理
相続を放棄する場合は、故人の遺品(残置物)を勝手に処分してはいけません。
というのも、遺品は相続財産であり、1つでも処分すると相続を認めたことになり、相続放棄ができなくなります。
形見分けとして一部の財産を持ち帰る程度であれば、大きな問題になることはほとんどありません。
しかし、価値のあるものを常識の範囲を超えて持ち帰ったり、売却したりすると単純承認したとみなされるため注意が必要です。
預貯金の取り扱い
相続放棄をする場合、預貯金については一切触れないことをおすすめします。
というのも、預貯金の引き出しや名義変更、解約の手続きには「相続手続き申込書」などが必要であり、この手続きを行うと相続放棄ができなくなります。
預貯金については、基本的には相続人が手続きを行いますので、相続放棄をするつもりであれば手続きを進めないようにしてください。
賃貸の解約
故人が賃貸物件に住んでいた場合、相続人は賃貸物件の解約を行う必要があります。
ただし、相続放棄をする場合、賃貸物件の解約に関して権利がない状態となります。
管理会社や大家から解約手続きや特殊清掃などを求められるケースもありますが、相続放棄をする場合は応じる必要がありません。
ただし、連帯保証人になっている場合は、相続の有無に関係なく対応する必要が出てきますので注意が必要です。
【香川県】孤独死における特殊清掃・遺品整理なら「リアライフ香川」にお任せください!
家族が孤独死をした場合、様々な手続きに加えて特殊清掃や遺品整理を行う必要があります。
これらの作業は、専門的な知識や経験が必要になりますので、信頼できる業者に依頼することが大切です。
リアライフ香川は、これまでにも多くの遺品整理・特殊清掃の実績があり、どのような現場でもスムーズかつ確実に対応いたします。
また、ご遺族の方のご意向をしっかりとヒアリングし、ニーズに合ったご提案をいたしますので、安心して任せられる業者を探している方にもおすすめです。
お問い合わせのみでも大歓迎ですので、香川県で遺品整理や特殊清掃業者をお探しの方は、お気軽にご相談ください。
まとめ
単身世帯が増えている昨今においては、孤独死が増えています。
孤独死は非常に悲しいことですが、家族が一人暮らしをしている場合は決して他人事ではないため、万が一に備えて知識をつけておくことが大切です。
家族が孤独死してしまった場合、様々な手続きに加えて遺品整理や特殊清掃が必要になります。
これらの作業には専門的な知識と経験が必要になるため、信頼できる業者を探しておくことが大切です。
とはいえ、香川県には遺品整理や特殊清掃に対応している業者がたくさんありますので、
「どこに依頼すればいいの?」
と悩んでしまっている方がたくさんいるでしょう。
そのような方は、リアライフ香川までお気軽にご相談ください。
ベテランスタッフが、ご遺族の方のお気持ちに寄り添いながら、ニーズに沿って最適なご提案をさせていただきます。