遺品整理で現金が出てきた!対処法と注意点を徹底解説!

遺品整理では、思わぬ品物が見つかるケースも珍しくありません。
その中でも特に多いのが「現金」です。
故人の自宅を整理していて、突然現金が出てきたら、びっくりしてしまいますよね。
そこで今回は、遺品整理で現金が出てきたときの対処法や注意点について、詳しく解説していきます。
遺品整理で現金が出てくるのはよくあること?

遺品整理で現金が出てくるのは、意外とよくあることです。
現代では「キャッシュレス」や「投資」といった新たな価値観が生まれていますが、かつては「貯蓄主義」や「現金主義」が当たり前で、銀行を利用せず自宅で現金を保管する方がたくさんいました。
このような名残もあり、タンス預金をしている高齢者が非常に多く、残された現金が遺品整理の際に見つかるといったことも珍しくないのです。
遺品整理で現金が出てきた場合の対処法

遺品整理で現金が出てきた場合、慎重に取り扱わなければなりません。
急に現金が出てくると焦ってしまうと思いますが、いったん深呼吸をしてから、以下のような方法で対処しましょう。
- 分割協議を行う
- 相続税の申告を行う
分割協議を行う
遺品整理中に現金が出てきた場合は、ひとまず現金の存在を家族全員に知らせてください。
その後、遺産分割協議でどのように分配するかを決めていきます。
スムーズに話し合いを進めるためには、遺品整理を始める前に「現金が出てきた場合の対応」について話し合っておくのがおすすめです。
そうすることによって、作業の手を止めて話し合いをする必要がなくなるため、素早く遺品整理が行えるようになります。
相続税の申告を行う
遺品整理中に見つかった現金も、課税対象です。
中には、
「タンス預金だから大丈夫」
と考える方もいますが、これは間違った解釈となりますので注意してください。
ただし、タンス預金が見つかったからといって、全ての方に相続税の支払い義務が生じるわけではありません。
タンス預金を含む相続財産から、基礎控除を引いた時にプラスになる場合のみ課税対象となりますので、しっかりと計算しておきましょう。
遺品整理で現金が見つかりやすい場所

故人が遺言書やエンディングノートでタンス預金の有無や、現金の隠し場所を明記してくれていれば捜索もスムーズに行えます。
ただ、必ずしもこのような情報が記載されているとは限りません。
そんなときは、以下の場所を探してみてください。
- タンス
- 仏壇
- キッチン
- 押入れ
- 冷蔵庫
- 机の引き出し
- ベッド
タンス
タンス預金という言葉の通り、現金をタンスに隠している方は意外と多いです。
引き出しの奥に入っているケースもあれば、上部に貼り付けていたりするケースもありますので、慎重に捜索しましょう。
チェックが甘いと、現金が入ったタンスをそのまま処分してしまうといった事態が起こりやすくなるため注意してください。
仏壇
仏壇も、現金をはじめとする貴重品の隠し場所として選ばれることが多いです。
引き出しはもちろん、仏具の下やお札の中などに隠されているケースもあります。
場合によっては、現金だけでなく小さな宝石が入っていることもありますので、時間をかけて念入りにチェックすることをおすすめします。
キッチン
キッチンには普段手を触れない場所や、目に入りにくい場所が意外とたくさんあるため、現金の隠し場所としては最適です。
特に、以下のような場所に現金が隠されていることがありますので、ぜひチェックしてみてください。
- 食器棚
- 缶の中
- 古い容器の中
押入れ
押入れから現金が見つかることもよくあります。
特に収納ボックスや布団の間などに隠されていることが多く、見落としてしまうケースも珍しくありません。
また、押入れと繋がっている天井裏に隠されているケースもありますので、隅々までしっかりとチェックしましょう。
冷蔵庫
普段何気なく開け閉めしている冷蔵庫に現金が隠されていることもあります。
ほとんどの方は、冷蔵庫に現金があるとは想像もしないため、見落としてしまうことも珍しくありません。
特に冷蔵庫の上部や背面に隠されているケースが多いため、しっかりと確認することをおすすめします。
机の引き出し
故人が生前使っていた机の引き出しから現金が見つかることも多いです。
こちらも、引き出しの奥に入っていることもあれば、上部に貼り付けられていたり、引き出しのさらに奥に隠されていたりするケースもあります。
比較的見つけやすい場所ではありますが、気を抜くと見落としてしまいますので注意してください。
ベッド
ベッドや布団から現金が見つかるケースも珍しくありません。
フレーム下部や備え付けの引き出し、マットレスの下などに多額の現金が隠されていることもありますので、しっかりとチェックしておきましょう。
遺品整理で現金が出てきた場合の注意点

遺品整理で現金が出てきた場合の注意点は、以下の通りです。
- 遺言書を確認する
- 遺産分割協議を必ず行う
- 相続税の申告を忘れずに行う
それぞれについて、詳しく見ていきましょう。
遺言書を確認する
遺品整理で現金が見つかったら、ひとまず遺言書を確認しましょう。
何も記載がなかった場合は、次に紹介する遺産分割協議によって配分を決め、分配する形になります。
ただ、場合によってはタンス預金の相続人を故人が指定しているケースもあり、このような場合は遺言書に従う必要がありますので注意してください。
遺産分割協議を必ず行う
現金が見つかったら、相続人全員に周知した上で、遺産分割協議を行いましょう。
ただし、遺品整理が不十分なうちに遺産分割協議を行うと、あとから現金が出てきた際にもう一度遺産分割協議を行わなければならなくなるため、遺品整理が終了したタイミングで行うことをおすすめします。
相続税の申告を忘れずに行う
先ほども解説したように、タンス預金であっても課税対象となります。
タンス預金を含む遺産の合計金額が、基礎控除額を超えた場合、相続税を支払うことになりますので、忘れずに申告してください。
ちなみに、相続税の申告期限は、相続開始を知った翌日から10カ月以内です。
期限を過ぎると、追徴課税などのペナルティが課せられる場合がありますので、早めに準備を進めていきましょう。
計算や申告の手間を省きたい場合は、税理士に依頼するのも1つの方法です。
遺品整理で現金の見落としを防ぐにはどうすればいい?

遺品整理をする際に気をつけなければならないのが、タンス預金の見落としです。
自宅で現金を保管している方は「見つかりにくい場所」を選んで隠しているため、簡単には見つからないこともあります。
そうなれば、現金の存在に気づけなかったり、現金が入った机や仏壇をそのまま処分してしまったりという事態に繋がりやすくなります。
このような事態を避けるためには、遺品整理の経験と実績が豊富な専門業者に依頼するのがおすすめです。
業者は遺品整理のプロであり、現金が見つかりやすい場所を熟知しています。
また、現金が出てきた際は仮に「1円」でも依頼者に報告してくれますので、全ての現金をピックアップできるようになるのです。
香川県で活動している「リアライフ香川」でも、現金を含む貴重品の捜索を基本サービスの一環として行っています。
その他、遺品の買取や合同供養なども行っていますので、スムーズかつ確実に遺品整理を進めていきたいという方は、お気軽にご相談ください。
まとめ
遺品整理で現金が見つかることは決して珍しくありません。
場合によっては、数十万円以上のまとまった現金が見つかることもありますので、とにかく慎重に捜索を進めていく必要があります。
遺言書やエンディングノートに現金の有無や所在が記載されていれば捜索も簡単ですが、そうでない場合もありますので、今回紹介した場所を重点的に探してみましょう。
「現金を見落としてしまいそうで怖い・・・」
という方は、遺品整理業者に相談するのがおすすめです。
リアライフ香川でも、現金を含む貴重品の捜索を念入りに行っていますので、香川県で遺品整理業者をお探しの方はお気軽にお問い合わせください。