遺品は寄付できるって本当?代表的な寄付先や寄付方法を紹介!

故人が生前大切にしていた遺品の扱い方で悩んでいる方はたくさんいるでしょう。
今は亡き大切な方の遺品ですから、そのまま処分するのは何となく気が引けますよね。
そんなときは、寄付をしてみるのがおすすめです。
今回は、遺品の代表的な寄付先や寄付方法について詳しく解説していきます。
寄付をすることで、遺品に新たな命を吹き込めるようになりますので、気になる方はぜひチェックしてみてください。
遺品は寄付できる?

まだ使える遺品は、様々な組織や団体に寄付ができます。
遺品整理では、
「まだ使えるけど、おそらくもう使わない」
という品物が出てくることが多く、処分方法で悩んでしまうケースが多々あります。
寄付をすることで、その品物を必要としている人に届けられるようになるため、故人の想いを大切にしつつ、遺族の心理的な負担も軽減できるようになるのです。
寄付できる遺品の種類

遺品は寄付ができますが、全ての品物を受け入れてもらえるとは限りません。
基本的に、以下のような遺品であれば寄付できる可能性が高いため、捨てずにとっておきましょう。
- 衣類・アクセサリー
- 家具・家電
- 書籍・アート作品
衣類・アクセサリー
衣類は非常に需要が高く、多くの団体で寄付を受け付けています。
仮に新品同様でなくとも、問題なく使える程度の傷やヨレであれば問題ないケースがほとんどです。
また、故人が使用していたアクセサリーも寄付品として受け付けてもらえる可能性があります。
アクセサリーは故人の想いが詰まった遺品ということもあり、処分することに対して罪悪感や後ろめたさを感じやすいアイテムですが、寄付をすることによって気持ちよく手放せるようになります。
家具・家電
家具や家電は、非常に高価な品物ということもあって、寄付品として高い需要があります。
状態が良い場合や、動作に支障がない場合は、基本的に問題なく受け付けてもらえるでしょう。
まだ使える家電を自分で処分する場合、コストもかかりますし手間もかかります。
一方、寄付をする場合はコストを抑えつつ、誰かに喜んでもらえるため一石二鳥といえます。
書籍・アート作品
書籍やアート作品も寄付品としてかなり需要が高いです。
特に教育機関や公共の図書館、美術館などで再利用されることが多く、故人の知的財産を広く共有できます。
ただし、その遺品に文化的価値や歴史的価値がない場合、受け付けてもらえない可能性もありますので、事前に鑑定を行っておくのがおすすめです。
遺品の代表的な寄付先は?

遺品の代表的な寄付先は、以下の通りです。
- NPO法人・ボランティア団体
- 介護施設・児童養護施設
- 企業
- 学校・公民館
- 美術館・博物館
- 図書館
それぞれについて、詳しく見ていきましょう。
NPO法人・ボランティア団体
国内外で様々な支援を行っているNPO法人やボランティア団体は、金銭だけでなく物品の寄付も受け付けています。
基本的には、生活に必要な品物のニーズが高く、衣服や日用品などの処分で困っている場合には特におすすめの寄付先です。
ただし、団体によって受け付けている品目が異なりますので、事前にチェックしておきましょう。
介護施設・児童養護施設
介護施設や養護施設では、衣服をはじめとする日用品や家電、文房具などが喜ばれます。
また、車椅子もかなり需要の高い品物ですので、遺品整理中に車椅子が見つかった場合は、ぜひ寄付を検討してみてください。
その他、絵本や自転車、ぬいぐるみなども喜ばれやすいため、このような遺品が出てきた際は捨てずにとっておきましょう。
企業
物資の支援を行っている企業の中には、寄付を受け付けているところもあります。
例えば、ユニクロやGUなどのファストファッションブランドでは、店頭に回収ボックスを設置して衣類の寄付を募っています。
このような方法であれば、手続きなども必要ないため、気軽に寄付をしたい方にもおすすめです。
学校・公民館
学校や公民館など、公共性が高い施設に遺品を寄付するのも1つの方法といえます。
このような施設では、書籍や楽器、絵画などが喜ばれる傾向にあります。
また、戦時中の日記や自費出版の本なども、寄付先の方針によっては受け付けてくれる可能性がありますので、故人の想いを後世に残したいという場合は、ぜひ問い合わせをしてみてください。
美術館・博物館
歴史的価値あるいは文化的価値のある遺品は、美術館や博物館に寄付するのがおすすめです。
もちろん、価値のある品物は「売却」も選択肢に入ってきますが、場合によっては高額な相続税が発生することがあります。
美術館や博物館に寄付することで、相続税の負担を軽減しつつ、社会貢献が行えるため一石二鳥です。
図書館
大量の蔵書やマンガ本などが見つかった場合は、図書館への寄付を検討してみましょう。
品物の取り扱いは施設によって異なり、蔵書としてリスト化する場合もあれば、玄関先で「ご自由にどうぞ」というスタイルで無料進呈を行うケースもあります。
ただ、いずれの場合でも誰かの役に立っていることは間違いありませんので、故人の想いを後世に引き継ぎたいという方はぜひ検討してみてください。
遺品を寄付するときの流れ

遺品を寄付するときの流れは、以下の通りです。
- 物品の選別を行う
- 寄付先を選定する
- 寄付をする
遺品整理で寄付ができそうな品物を見つけた場合は、ひとまずわかりやすい場所にまとめておきましょう。
全ての作業が完了したら、遺品の状態を確認します。
というのも、寄付できる遺品は「まだ使えるもの」に限られます。
また、介護用のおむつなどについては、未開封のものしか受け取ってもらえないことがありますので注意してください。
寄付できそうなものを絞り込んだら、続いては寄付先の選定を行います。
先ほど紹介した候補先を参考にしながら、適切な組織や団体を慎重に探していきましょう。
寄付先が見つかり、事前相談や面談が終わったら、寄付の準備に入ります。
持ち込みの場合は日程調整を行い、郵送の場合は梱包や集荷依頼を行ってください。
郵送する場合の費用負担ですが、基本的には「元払い」がマナーです。
着払いでの郵送は引き受けてもらえない場合がありますので注意しましょう。
遺品を寄付するときの注意点

遺品を寄付するときの注意点は、以下2つです。
- 必ず確認を取ってから送付する
- 状態を確認してから寄付する
それぞれについて、詳しく見ていきましょう。
必ず確認を取ってから送付する
遺品を寄付するときは、必ず寄付先に連絡を入れて、確認を取ってから送付しましょう。
寄付の受付可否や、必要としている品物については施設や団体によっても異なるため、無断で送ってしまうと逆に迷惑をかけてしまう可能性が高まります。
これでは社会貢献どころか、不用品を勝手に押し付けることになってしまうため、必ず確認を取ってから引き渡しの準備に入りましょう。
状態を確認してから寄付する
先ほども解説したように、寄付ができる遺品は「状態が良いもの」に限られます。
極端に汚れているものや、致命的な不具合が生じているものは寄付品として不適切ですので送らないようにしてください。
軽微な傷や汚れの場合、修繕することで寄付品として活用できる場合もありますが、この際は寄付する側が修繕を行うのがルールです。
特に壊れた家電や家具は、処分に高額な費用がかかりますので、絶対に寄付しないようにしてください。
高価な遺品は「買取」に出すのもおすすめ!

遺品を寄付することで、故人の想いを尊重しつつ、社会貢献に繋げられるようになります。
ただ、高価な遺品については「寄付」だけでなく「買取」を視野に入れて検討していくのがおすすめです。
中には、数十万円以上の値段がつく遺品もあり、このような遺品を買取に出すことで遺品整理の費用を大幅に削減できるようになります。
遺品の買取方法にはいくつかの種類がありますが、手間を省いて売却したい場合は、買取に対応している遺品整理業者に依頼するのがおすすめです。
香川県全域で活動している「リアライフ香川」でも、遺品の買取を行っています。
知識と経験豊富な熟練のスタッフが丁寧に査定を行い、適切な価格を算出いたしますので、できるだけお得に遺品を処分したいという方はお気軽にご相談ください。
まとめ
まだ使える遺品の処分方法で悩んでいる方は、寄付を検討してみるのがおすすめです。
寄付を行うことで、その品物を必要としている人に届けられるため、故人の想いを尊重できると同時に、社会貢献が行えるようになります。
ただ、非常に高価な品物については、寄付ではなく買取を選択した方が良い場合もあります。
リアライフ香川では、ご遺族のご要望やご意向に沿った丁寧な遺品整理だけでなく、遺品の高価買取にも対応していますので、お困りの方はお気軽にお問い合わせください。