ゴミ屋敷になるまで放置してしまう人の心理状態は?片付けのコツも紹介!
自宅、あるいは実家のゴミ屋敷問題で悩んでいる方は少なくありません。
この記事を見ている方の中にも、
「どうしてこんなになってしまったのか」
「どうすれば改善できるのか」
と悩んでいる方がたくさんいるでしょう。
中には、対処法が分からずゴミ屋敷を放置してしまう方もいますが、この問題を放置すると、健康被害や近隣トラブル、さらには経済的な問題を引き起こす可能性が高くなります。
そこでこの記事では、ゴミ屋敷になるまで放置してしまう方の心理状態を紐解きながら、スムーズに片付けるコツを紹介していきます。
ゴミ屋敷に住む人の心理状態
ゴミ屋敷に住む方の心理状態は、思った以上に複雑であり多面的でもあります。
つまり、単なる怠慢や無関心ではなく、様々な心理的要因が絡み合っているケースが多いということです。
以下、主な心理状態について詳しく見ていきましょう。
孤独感や疎外感を抱えている
ゴミ屋敷を放置してしまう方の多くは、疎外感や孤独感に悩まされています。
社会あるいは家族から孤立し、その寂しさと虚しさを埋めるために、ものを溜め込んでしまうのです。
よくあるのは、家族や友人を失った高齢者が、思い出の品々を捨てられずに溜め込んでしまったり、引っ越しや転職で新しい環境に馴染めず、物に囲まれることで安心感を得ようとしたりするケースです。
このような場合、自宅のゴミが増えていくだけでなく、精神的にどんどん追い込まれていき、ゴミ屋敷が放つ独特な雰囲気や異臭によって「うつ病」を発症してしまう可能性も高くなりますので注意しなければなりません。
ゴミに執着してしまっている
ゴミ屋敷に住んでいる方、あるいは放置してしまう方は、ものに対する執着心が強い傾向にあります。
一見無価値に思えるものでも、本人にとっては特別な意味を持つことがあるのです。
ゴミへの執着は、過去の経験や思い出、未来への不安などと結びついていることが多くあります。
例えば、経済的に苦しかった時期を経験した方が「もったいない」という意識からものを捨てられなくなったり、ものを捨ててはいけないという親の教えから「捨てる」「処分する」といったことに罪悪感を覚えてしまったりといったケースです。
ネガティブ思考に陥っている
ゴミ屋敷に住んでいる方の心理状態としてよくあるのが「ネガティブ思考」です。
片付けられない自分を責め、そのストレスからさらに片付ける意欲を失うという負のスパイラルに陥っている方も多くいます。
「どうせ片付けても元の状態に戻ってしまう」「自分には片付ける能力がない」といった考えが行動を阻害してしまうのです。
このような思考パターンは、うつ病などの精神疾患とも関連している可能性があります。
完璧主義で片付けを始められない
ゴミ屋敷に住む方の心理状態と完璧主義は、一見無関係に思えるかもしれません。
しかし、完璧を求めることにより、片付けに着手できなかったり、考えすぎてなかなか進まなくなったりといった状況に陥りやすくなります。
完璧主義の方は、
「きちんと片付けられないくらいなら、やらない方がまし」
「全てを完璧に整理整頓しなければならない」
という考えを持っていることが多く、片付けを先延ばしにしがちです。
ものがたくさんあると落ち着く
ゴミ屋敷に住んでいる方や、ゴミ屋敷を放置してしまう方の中には、ものに囲まれていることで安心感を得る方もいます。
幼少期から欲しいものがなかなか手に入らず、1つのものを大切に使ってきた方などは、大人になってからもものを捨てられず、たとえ不要なものでも周りにたくさんあることで安心感を得てしまうのです。
また、人間関係に不安を感じている方が、物に囲まれることで孤独感を紛らわそうとするケースもあります。
汚いものに触れたくない
ゴミ屋敷に住む方の心理状態として矛盾していると思われがちですが、中には極度の潔癖症や汚いものに触れたくない方もいます。
汚いものに触れたくないという強い欲求が、逆にゴミを片付けられず溜め込んでしまうのです。
本人が潔癖症、あるいは汚いものに触れたくないという考えを持っている場合、ゴミがどんどん蓄積してしまいますので、周囲の協力を得ながら片付けを行う必要があります。
ゴミ屋敷を放置するリスクとは?
では次に、ゴミ屋敷を放置するリスクについて詳しく見ていきましょう。
健康被害が生じる可能性がある
ゴミ屋敷を放置すると、住んでいる方の健康に重大な悪影響を及ぼす可能性があります。
ゴミ屋敷は不衛生な環境であることが多く、様々な病気の温床となったり、長期的な健康被害に繋がりやすくなるのです。
細菌やカビが原因で感染症を引き起こしたり、空気中に含まれるダニの死骸や微生物などを吸い込んでぜんそくを発症したりと、様々なリスクがありますので、早急に片付けを行わなければなりません。
近隣トラブルに発展する可能性がある
ゴミ屋敷は、悪臭や害虫の原因にもなりますし、景観の悪化にも繋がります。
悪臭や害虫の発生は、隣接する家屋にも直接的な影響を及ぼしますので、近隣住民とトラブルに発展する可能性も高くなります。
さらに、ゴミ屋敷が原因で火災が発生した場合、近隣住民の命を危険にさらしたり、隣の家屋を全焼させてしまったりと、想像以上に大きな被害が出ることもありますので、取り返しのつかない事態が起こる前に対処しなければなりません。
浪費癖がつく可能性がある
自宅がゴミ屋敷になってしまうと、どこに何があるかわからない状態となるため、ものの管理がしにくくなります。
そうなれば、家にあるものを新たに買い足してしまったり、不必要なものを購入したりするようになり、結果として浪費癖がついてしまいます。
浪費癖がつくと、生活に大きなダメージを与えるだけでなく、家族の絆を切り裂いてしまう可能性も高くなりますので注意が必要です。
ゴミ屋敷を片付けるコツ
ゴミ屋敷の片付けには、想像以上に時間と手間がかかります。
やみくもに片付けを始めてしまうと、途中で挫折したり、ケガをしたりする可能性が高くなりますので注意しましょう。
スムーズにゴミ屋敷を片付けたい方は、以下のコツを参考にしてみてください。
完璧を目指さない
ゴミ屋敷の片付けで最も重要なのは、完璧を求めすぎないことです。
完璧主義は、かえって片付けの進行を妨げる大きな障害となります。
一度に全ての部屋をピカピカにしようとすると、途中で挫折する可能性が高くなります。
スムーズに片づけを進めるためには、
「今日は玄関だけ片付ける」
「今週末はリビングの半分を整理する」
といったように、小さな目標を設定し、少しずつ進めていくことが大切です。
必要なものと不要なものを分けるところから始める
ものを片付けたり、整理したりするときは「必要なもの」「不要なもの」「判断できないもの」に分けるところから始めてみましょう。
そうすることにより、
「これは捨てていいのかな?」
「これは取っておいた方が良いのかな?」
と悩む必要がなくなるため、スムーズに片付けられるようになります。
分類するときのポイントは、以下3つです。
- 1年以内に使用したかどうかを基準にする
- 感情的な判断ではなく、実用性を重視する
- 同じ機能を持つものが複数ある場合は、最も状態の良いものだけを残す
捨てることに慣れる
ゴミ屋敷を作り出してしまう方の中には、ものを捨てることに対して抵抗感や罪悪感を持っている方もいます。
快適な生活空間を取り戻すためには、この心理的障壁を乗り越える必要がありますので、少しずつものを捨てることに慣れていきましょう。
古い新聞や雑誌、期限切れの食品など、明らかに不要なものから処分していくことで、精神的な負担を軽減しながらものを捨てられるようになります。
協力を求める
ゴミ屋敷の片付けは、本人だけで取り組むには大きすぎる課題です。
スムーズに片付けを進めるためにも、遠慮せずに家族や友人に協力を求めましょう。
自分以外の誰かがゴミ屋敷で悩んでいる場合は、相手からのSOSを待つのではなく、こちらから「協力するよ」と伝えてあげてください。
また、ゴミ屋敷の片付けには知識や経験が必要になりますので、専門家の助けを借りることも検討していきましょう。
整理収納のアドバイザーや片付けのプロフェッショナルは、効率的な片付け方法だけでなく、整理整頓の習慣づくりのサポートもしてくれます。
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「リアライフ香川」では、ゴミ屋敷にお住まいの方やそのご家族に寄り添った丁寧なゴミ屋敷・汚部屋の片付けサービスを提供しています。
ゴミとして全部捨ててしまうのではなく、まだ使えるものやお探し物を仕分けしてお客様にお返ししますので、長年見つからなかった大切なものや、権利書などの重要書類が見つかるかもしれません。
ゴミ屋敷の片付けだけでなく、消臭や害虫駆除、ハウスクリーニングにもご対応可能です。
また、秘密厳守・立ち会い不要での作業もお受けいたします。
お見積もりやご相談は完全無料となっていますので、香川県全域でゴミ屋敷の片付けやお手伝いをご検討の方は、お気軽にご相談ください。
まとめ
ゴミ屋敷に住む方の心理状態は、思っているよりも複雑であり、多面的です。
今回紹介した心理状態を理解し、無理のない方法で片付けを進めていくことによって、スムーズにゴミ屋敷問題を解消できます。
とはいえ、ゴミ屋敷の片付けには想像以上に手間と時間がかかるため、正しい知識を身につけた上で行わなければなりません。
ゴミの量や家の状況によっては、専門業者に依頼した方が良いケースもあります。
リアライフ香川でも、ゴミ屋敷の片付けサービスを行っていますので、香川県内でゴミ屋敷の片付け業者をお探しの方はお気軽にご相談ください。