デジタル遺品とは？整理の仕方や放置するリスクを紹介！
情報社会やインターネット社会と呼ばれている昨今では、デジタル遺品に注目が集まっています。
この記事を見ている方の中にも、
「デジタル遺品って一体何？」
という疑問を抱えている方がたくさんいるでしょう。
そこで今回は、デジタル遺品の特徴や放置するリスク、整理の仕方について詳しく解説していきます。
デジタル遺品とは？
デジタル遺品とは、その名の通りパソコンやスマホをはじめとする電子機器に保存された写真や動画、その他データのことを指します。
スマホやパソコン自体もデジタル遺品ですが、重要なのは端末ではなくその中身です。
デジタル機器には、膨大な個人情報や重要な情報が保存されていることが多く、正しく引き継がないとトラブルに繋がったり、大きな損失に繋がったりする可能性が高くなりますので注意しましょう。
デジタル遺品を放置するリスク
デジタル遺品を放置すると、以下のようなリスクが発生します。
- サブスク課金が発生し続ける可能性がある
- 不正アクセスのリスクが高まる
- スマホのデータが消えてしまう
それぞれについて、詳しく見ていきましょう。
サブスク課金が発生し続ける可能性がある
近年では、スマホやパソコンを使って利用できるサブスク型のサービスが増えてきています。
ほとんどのサービスは月額制であり、毎月自動的に料金が引き落とされる仕組みです。
万が一、スマホやパソコンの使用者が無くなってしまった場合、できるだけ早く情報を引き継いでサブスクを解約しないと、毎月料金が発生し続けてしまいます。
実際に、サブスクに加入していることに気づかず、多くのお金を無駄にしてしまったという事態に陥っている方もいますので注意が必要です。
不正アクセスのリスクが高まる
先ほども解説したように、スマホやパソコンには膨大な個人情報が保存されています。
デジタル遺品となったスマホやパソコンを放置してしまうと、不正アクセスのリスクが高まります。
例えば、故人が使っていたSNSアカウントが乗っ取られ、犯罪に使われるといったトラブルが起こってしまう可能性もあるでしょう。
その他、メールアドレスが乗っ取られ、詐欺などに使われてしまうことも考えられます。
スマホのデータが消えてしまう可能性がある
「スマホのパスワードがわからない・・・」
これは、近年の遺品整理でよく発生するトラブルです。
本人が遺言書などにパスワードを記載していればスムーズにログインできますが、そうでない場合は苦戦してしまいます。
多くの方は、誕生日や記念日などを運に任せて入力すると思いますが、端末によっては不正アクセスを防ぐための機能が搭載されていることもあります。
よくあるのが、パスワードの入力ミス回数に応じてペナルティが課せられるパターンです。
場合によっては、保存されたデータが全て初期化されてしまうケースもありますので注意しましょう。
デジタル遺品を整理する方法
デジタル遺品の整理は、以下5ステップに沿って行うのがおすすめです。
- 故人のデジタル遺品をピックアップする
- それぞれのデジタル機器のロックを解除する
- データを確認する
- 不要なデータと必要なデータに分ける
- デジタル機器を処分する
それぞれについて、詳しく見ていきましょう。
1：故人のデジタル遺品をピックアップする
大切な方が無くなってしまったら、遺品整理を始めるタイミングで、デジタル遺品を一通り捜索してください。
- スマホ
- パソコン
- タブレット
など、デジタル遺品には様々な種類があり、それぞれで保存されているデータが異なりますので、全ての端末を見つけるところから始めていきましょう。
場合によっては、故人が遺言書やエンディングノートにデジタル遺品の場所を記載してくれているケースもありますので、チェックしてみることをおすすめします。
2：それぞれのデジタル機器のロックを解除する
故人が生前使っていた端末が全て見つかったら、ロックを解除します。
デジタル遺品の整理においては、ロックの解除作業が最も大変です。
特に、何の情報もない場合、パスワードがわからずにロックを解除できなくなってしまうケースがあります。
そうなれば、中身を確認できないため、情報の整理やサービスの解約なども行えません。
近年では、エンディングノートにパスワードを残すケースが増えてきていますので、忘れずにチェックしてみてください。
3：データを確認する
無事にロックを解除できたら、データを確認しましょう。
データの扱い方については、遺言書に記載されているケースもありますので、操作する前にチェックしておくことをおすすめします。
故人が使っていたパソコンやスマホには、膨大な情報やデータが入っているため、何から確認すればいいかわからなくなってしまうこともあると思います。
そのような場合は、以下のデータから順番に確認してみてください。
- 写真
- 連絡先
- SNS
- アプリ
- 銀行口座、証券口座
4：不要なデータと必要なデータに分ける
続いては、不要なデータと必要なデータに分ける作業です。
例えば、間違って撮ってしまった画面のスクリーンショットや、ゲームアプリなどは削除してしまって問題ないでしょう。
また、このタイミングでサブスクリプションをすべて解約しておくのがおすすめです。
5：デジタル機器を処分する
データの整理が終わったら、機器を処分します。
そのまま処分するのも良いですし、まだ使える場合は買取に出しても良いでしょう。
ただし、データが残っていると悪用されたり、流出したりする可能性が高くなりますので、完全に初期化した状態で処分もしくは買取に出すことをおすすめします。
デジタル遺品の整理で悩んだら？
デジタル遺品の整理で悩んだ場合は、以下2つの方法を試してみてください。
- 遺族でしっかり話し合う
- 遺品整理業者に相談する
それぞれについて、詳しく見ていきましょう。
遺族でしっかり話し合う
スマホやパソコンなど、想定外のデジタル機器が出てきた場合は、ひとまず遺族で話し合ってどうするかを決めることが大切です。
特に、パスワードがわからない場合や、処分もしくは買取に出す場合は、勝手に操作したり処分したりせず、話し合いを行ってから作業を進めるようにしましょう。
遺品整理業者に相談する
遺品整理を業者に依頼している場合は、スマホやパソコンの存在を業者に伝え、どうするべきかアドバイスを求めるのがおすすめです。
遺品整理業者はその道のプロですので、状況に応じた適切な提案をしてくれるでしょう。
中には、デジタル遺品の整理に対応している業者もいますので、問い合わせ時に確認してみてください。
遺品整理のことなら「リアライフ香川」にお任せください！
遺品整理では、故人が生前使っていたデジタル機器をはじめ、様々な遺品を整理していかなければなりません。
また、捨ててはいけない書類や価値のある品物が出てくることもありますので、とにかく慎重に作業を進めていくことが大切です。
中には、
「自分たちだけで進められる自信がない」
と悩んでいる方もいるでしょう。
そのような方は、遺品整理の専門業者に依頼するのがおすすめです。
香川県全域で活動している「リアライフ香川」では、
- 遺品の仕分け
- 貴重品の捜索
- 遺品の買取
- 遺品の合同供養
- 簡易清掃
- 不用品の運搬
などを基本料金に含まれるサービスとしてセットでご提供しています。
状況やご要望に応じてプランのカスタマイズや調整なども可能ですので、香川県で遺品整理をご検討中の方はお気軽にご相談ください。
まとめ
デジタル遺品は、数ある遺品の中でも整理が大変な品物です。
特に、パスワードがわからない場合、ロックを解除できないためデータの削除や整理も行えません。
だからといって放置していると、不正アクセスに繋がったり、無駄な費用が発生したりするため適切な方法で対処していくことが大切です。
また、遺品整理ではデジタル遺品の整理以外にも、様々な品物の整理が必要になります。
場合によっては、想像以上に時間がかかることもありますので、家族みんなで協力して進めていくことが大切です。
よりスムーズかつ確実に作業を進めたい場合は、専門業者に依頼するのもおすすめです。
香川県全域で活動している「リアライフ香川」でも、遺品整理のサポートを行っていますので、お困りの方はお気軽にご相談ください。
