遺品整理業者の選び方|失敗しないためのポイント9選を解説!
「遺品整理業者の種類が多すぎてどこが良いのかわからない」「大切な遺品もあるから信頼できる業者に依頼したい」とお困りの方へ。
親族や友人が突然亡くなると遺品整理することになりますが、自分の手には負えないと感じる人も多いでしょう。そんな時に便利なのが遺品整理業者です。遺品整理業者に依頼すると、遺品整理の負担を大幅に軽減できます。
しかし、遺品整理業者は今や複数のサービスがあって、どの業者に頼めば良いのかわかりづらいです。そこでこの記事では、遺品整理業者の選び方を9つのポイントに分けて紹介していきます。最後まで読むと、遺品整理業者の選び方で悩むことがなくなるでしょう。
遺品整理業者とは
そもそも遺品整理業者とは、文字通り遺品を整理してくれる業者のことです。ここで言う遺品とは、現金預金や不動産などの財産を除いたもののことを指します。
遺品整理業者では基本的に以下のことをすべて実施してくれます。
- 遺品の仕分け
- 遺品の片づけ
- 遺品の搬出
- 不用品の買取り
- 不用品回収
遺品整理において幅広く対応してくれるのが遺品整理業者の特徴です。「遺品整理したいけど何から手を付ければ良いのかわからない」という人に向いています。
ちなみに遺品整理業者と似た役割がある業者として、不用品回収やリサイクルなどもありますが、違いは以下の通りです。
業者名 | 役割 |
遺品整理業者 | 遺品整理に関することをすべて請け負ってくれる |
片付け代行業者 | 遺品の仕分けと片づけを請け負ってくれる |
リサイクル業者 | 不用品の買取りをしてくれる |
不用品回収業者 | 不用品を回収して処分してくれる |
特定の作業を代行してほしい場合は、それぞれの業者を利用した方が良いです。反対に、すべてを請け負ってほしい場合は遺品整理業者を利用しましょう。
遺品整理業者の選び方|失敗しないためのポイント9選
遺品整理業者を選ぶにあたって重要な9つのポイントを紹介していきます。遺品整理の結果は選び方によって変わってくるので、失敗しないためにもひとつずつチェックしておきましょう。
遺品整理士が在籍しているか確認する
遺品整理業者を選ぶにあたって必ずチェックすべきなのが遺品整理士の存在です。
遺品整理士とは、一般財団法人遺品整理士認定協会が発行する資格を所有している人物のことを指します。遺品整理に関する法律や正しい供養などの知識に優れた存在です。
そもそも遺品整理はスキルやノウハウが求められます。一見すると片づけているだけに見えますが、そこには高度な知識や法律順守などが含まれています。
しかし、悪徳な業者が遺品整理すると法律の存在を知らないことも多いです。専門的な知識がないため、不法投棄や個人情報の流出などを起こす危険性があります。
そのため遺品整理を第三者に依頼する場合は、知識とノウハウに長けた業者に依頼しなければいけません。遺品整理士が在籍していないと、トラブルに巻き込まれるリスクがあるので必ずチェックしておきましょう。
必要な許可を取っているか確認する
遺品整理士の有無に合わせてチェックすべきなのが許可や届け出です。
遺品整理は片付けや搬出などさまざまな業務を行いますが、それぞれの作業には許可が求められます。たとえば、遺品整理で代行してくれることが多い作業に必要な許可や届け出は以下の通りです。
業務内容 |
必要な許可や届け出 |
遺品の買取り | 古物商許可 |
遺品の処理 | 一般廃棄物収集運搬業許可 |
遺品の搬送 | ・一般貨物自動車運送事業許可
・貨物軽自動車運送事業の届出 のいずれか |
このように遺品整理にかかわる業務には特定の許可や届け出が必要です。中でも注意すべきなのが「一般廃棄物収集運搬業許可」です。
一般廃棄物収集運搬業許可は一般廃棄物を収集・運搬するために必要な許可のことを指します。仮に一般廃棄物収集運搬業許可なしで不法投棄してしまうと、業者だけでなく利用者側も罪に問われるリスクがあります。
他の許可や届け出に関しても利用者側にトラブルが起きる可能性もあるので、業者を選ぶ際は必ず確認しておきましょう。
遺品整理専門の会社を選ぶ
遺品整理業者の選び方でわかりやすいのが、遺品整理専門の会社を選ぶことです。
最近ではさまざまな企業が遺品整理業務に手を出していますが、中には悪質な業者や無知な業者も含まれています。遺品整理は簡単な業務ではないので、だれでも実施できるわけではありません。
適当な業者を選んでしまうとトラブルに巻き込まれる可能性が高いので、遺品整理を専門にしている会社を選んだ方が安全です。
中には相場より安く遺品整理を提供している会社もありますが、値段の安さにだまされてはいけません。
問い合わせの対応が丁寧かどうか
遺品整理業者を選ぶ際は対応の丁寧さも要チェックです。
遺品整理は家庭内のプライベートな部分にあたります。人によっては「大切な人のものをだれにも触られたくない」ということもあるでしょう。
信頼性が大切な遺品整理業界において、亡くなった人や依頼人を尊重することは重要です。無神経な業者を選ばないためにも、問い合わせの際にしっかりと対応を見ておきましょう。
具体的に言うと、問い合わせの際は以下のポイントを見ておくべきです。
- 言葉遣いが丁寧
- 説明がわかりやすい
- 専門用語を極力使わないようにしている
- ホームページと違うことを言っていない
- 見た目や服装が整っている
問い合わせはメールでもできますが、上記のポイントを見るためには実際に会って話すのが一番です。実際に接してみて、信頼できると感じた業者に依頼しましょう。
必ず相見積もりを行う
遺品整理業者に依頼すると、最初に見積もりが出されます。見積もりの内容を依頼者がチェックして、依頼するかどうか決めるのが基本的な流れです。
しかし、中には見積もりを飛ばしていきなり作業に入るケースもあります。見積もりなしで作業されると、いったいいくらの費用が発生するのかわかりません。悪質業者だと高額請求してくるリスクもあります。
安全を期すのであれば見積もりを出してもらってから、依頼するのがベストです。「最短即日で着手」と書かれていると魅力的に感じますが、スピード重視の業者は怪しいので避けましょう。
訪問見積もりを行なっているかどうか
見積もりは電話やメールでもできますが、やはり口頭だけだと現状を伝えづらいでしょう。そのため見積もりを依頼する際は実際に現場を訪問してもらうのがおすすめです。現場を見てもらうことで、より明確な料金を把握できるので安心して依頼できます。
逆に、訪問見積もりに対応していない業者は危険です。電話で大まかな見積もりを伝えて、作業時に現場を見てから追加で高額請求される危険性があります。
訪問してもらうと時間と手間はかかりますが、安全性を重視するのであれば訪問見積もりは必須です。
見積もり料金が明確でない会社は要注意
たいていの業者は見積もりを依頼すると書類付きで金額を提示してくれます。見積書で特に注視すべきなのが以下のポイントです。
- 作業内容ごとの料金が書かれているか
- 追加料金が発生しないか
- 買取や処分の金額が明記されているか
上記のポイントをすべて満たしていると安全性は高いと言えます。
しかし、作業内容のところに「作業一式」と書かれていたり、追加料金の有無が明記されていなかったりすると危険です。特に追加料金は前もって確認しておかないと、いくらでも請求されてしまいます。
遺品整理業者への依頼費用を節約するためにも、見積もり料金は明確な方が安心です。
口コミを確認する
遺品整理業者を選ぶ際に忘れてはいけないのが、利用者の口コミです。有名な業者に依頼すると、過去にそのサービスを利用した人が一定数います。逆に口コミがゼロの業者は、少なからずリスクがあるので避けた方が良いです。
口コミを確認する際は怪しい評判が多くないか見ておきましょう。悪い評判が多すぎると悪質業者の可能性が高いです。
ちなみに口コミを見る際は、ネットだけでなくSNSを使うのもおすすめです。SNSには利用者の口コミがたくさん掲載されているので参考になります。
サービス・オプションが充実しているかどうか
遺品整理業者を選ぶ際はサービスやオプションの充実度も確認しておきましょう。業者の中には以下のオプションを用意していることもあります。
- ハウスクリーニング(特殊清掃付き)
- 家屋の解体
- リフォーム
- 遺品の供養・お焚き上げ
中でもハウスクリーニングは便利なオプションです。遺品を整理する際に自宅を清掃できるので、きれいな自宅へ故人を迎え入れることができます。
他にも状況によってオプションが必要になるので、業者を選ぶときは業務内容をすべて確認しておきましょう。
遺品整理業者の料金相場
遺品整理業者の料金相場は間取り・作業人数・作業時間によって異なります。
費用相場 |
間取り | 作業人数 |
作業時間 |
30,000~50,000円 | 1R・1K | 1~2人 | 1~3時間 |
80,000円~ | 1LDK | 2~4人 | 2~6時間 |
140,000円~ | 2LDK | 3~6人 | 3~8時間 |
180,000円~ | 3LDK | 4~8人 | 5~12時間 |
上記はあくまで目安となりますが、おおむね上記の価格帯で提供していることが多いです。
ただ、以下の状況によって費用は変わります。
- 不用品が多い
- リサイクル料金がかかるものが多い
- マンションの高層階に住んでいる
- エレベーターがないマンションに住んでいる
- オプションサービスを利用する
上記のケースに該当すると、基本料金に上乗せされる可能性が高いです。
とても素人にはいくらかかるのかわからないので、まずは業者に見積もりを出してもらいましょう。見積もりを依頼する際は、より正確な価格がわかる訪問見積もりを利用するのがポイントです。
まとめ:遺品整理業者の選び方
遺品整理業者の選び方で失敗しないためにおさえるべき9つのポイントを紹介してきました。
遺品整理業者を選ぶポイントは9つありますが、中でも重要なのが以下のポイントです。
- 遺品整理士が在籍している
- 必要な許可や届け出を持っている
- 対応が丁寧でわかりやすい
- 訪問見積もりで正確な見積もりを出してくれる
- 利用者の評判が良い
上記の条件をクリアしている場合は信頼性が高いです。遺品整理業者は信頼性が大切なので、業者の信頼性を第一にして選びましょう。
香川県の遺品整理業者のリアライフ香川は、市区町村による一般廃棄物収集運搬業の許可を取得しています。一般的な不用品回収だけでなく遺品整理に特化したサービスも展開しており、丁寧な対応に定評がある業者です。遺品整理をスムーズに進めるために、ぜひ相談してください。