賃貸アパートがゴミ屋敷化したら？退去・原状回復・損害トラブルの全対策
「アパートを退去する際に、ゴミの山が…」「原状回復費用として高額請求された」
そんな深刻なトラブルが、賃貸住宅で増えています。中でもゴミ屋敷化した部屋は、原状回復・清掃・修繕費用だけでなく、近隣とのトラブルや強制退去、損害賠償問題にも発展する可能性があります。
この記事では、リアライフ香川が対応してきた実際の現場事例をもとに、ゴミ屋敷と賃貸アパートに関する正しい知識、費用相場、法律的な注意点、片付け方法までを解説します。
なぜ賃貸物件でゴミ屋敷化が起こるのか
・一人暮らしで孤立 → 片付け意欲の喪失
・精神的疾患やセルフネグレクトの影響
・食品ゴミの蓄積 → 悪臭 → 虫やネズミの発生
・ 周囲と関わらない環境が“隠せる”状態を作る
賃貸住宅は戸建てと異なり、近隣住民との距離が近いため、早期対応が必要です。
リアルな対応事例（高松市・20代男性／1Kアパート）
「部屋が大変なことになっているので、退去前にどうしても片付けたい」とのSOS。
入居から3年間、一度も大掃除をしておらず、ペットボトル・弁当ゴミ・衣類などが天井近くまで堆積。
室内にカビと悪臭が広がっており、床や壁の傷みも激しい状況でした。
【作業内容】
・ゴミ撤去（2tトラック3台）
・オゾン脱臭・除菌処理
・床材の簡易補修、クリーニング対応
・費用：約29万円（スタッフ5名／2日作業）
退去時には管理会社も立ち会い、「適切に処理したことでトラブルにはならなかった」と感謝の声をいただきました。
原状回復費用の相場と注意点
原状回復とは、“借りたときの状態に戻す”こと。通常の生活による劣化は貸主負担ですが、ゴミ屋敷状態による損傷・悪臭・汚損は借主責任とされます。
【費用目安】
・軽度（ゴミ3㎥以下）：3〜7万円
・中度（10㎥前後＋脱臭）：10〜25万円
・重度（床・壁損傷＋虫・カビ）：30万円〜80万円以上
「敷金では足りず追加請求された」というケースも多く、事前対応が鍵です。
ゴミ屋敷で退去・損害請求を避けるには
1.片付けが難しいと感じたら早めに専門業者に相談
2.放置しない。1ヶ月遅れるだけで悪化が進む
3.管理会社と事前に相談し、「自主対応」の意思を伝える
4. 費用が心配な場合は、見積無料の業者を選ぶ
5.女性スタッフ対応・近隣配慮なども確認
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